6月に、四半世紀以上にわたる都民を卒業し、千葉県の印西市のアパートに引っ越しました。2012年に王子のマンションに越してきてから実に14年ぶりの引っ越しになります。
そもそもなんで印西なの?と言われそうなので。まず一番の理由は家賃です。こちらのエントリーでも書いたように、王子のマンションの契約がこの7月で更新になるのにあわせて大幅な値上げを通告されたこと。次にコロナ禍以来、私のワークスタイルがリモートワーク中心に変わり、毎日大手町のオフィスに満員電車にゆられて通わなくてよくなったこと。お酒もあまり飲まなくなって、生活にクルマを使う頻度が増えたこと。
千葉ニュータウンとその周辺は、道路も広く、街も計画的に作られており、どこかアメリカの郊外の街を思わせる街並みに魅かれたこと。住環境がよさそうで、クルマさえあれば理想の場所に思えたこと、などが理由です。
安全性というのも重要な考慮事項で、印西はご存知のとおり、世界中からデータセンターや金融機関のコンピューター施設が集まってくるほど、地盤が硬く水害リスクも少なく、内陸なので津波のリスクも低いという利点があります。もちろん災害が全く無い場所などどこにもないですが、全体的なリスクレベルという意味では印西は比較的少ないといえます。
交通機関も、もし東京に出社する必要があるときは、最寄り駅までクルマで行って駅前の安い駐車場にとめ、そこから電車に乗るいわゆる「パークアンドライド」がしやすいのも特徴です。これができる街って少ないですからね。たいてい駅前がごちゃごちゃしていたり道が狭かったりしていて、クルマで駅にアクセスするのはやりにくい街がほとんどですから。
新居は王子のマンションの倍以上の面積で、2LDKもあり、単身で住むには贅沢すぎる環境。それでいて家賃は王子より少しだけ高いぐらい。駐車場が敷地内に月3千円であるので、王子では駐車場に月2万円以上払って遠い場所に借りていたことを思えば、全体を合わせると王子の値上げ後の固定費よりかなり安くあがってます。
今回の引越しで大きく感じたのは、手続きが前回のときよりかなりデジタル化していたということです。
物件探しから手付け、契約書の締結までネットで完結、初期費用の支払いもネット上のリンクから支払い画面に飛んでそこで完了でき、さらに管理会社やインターネット業者は専用のスマホアプリを用意していてこまごまとした管理や問い合わせはそのアプリ経由でできるようになっています。引越し業者の見積もりや契約後のやりとりもアプリかウェブサイト経由でできるようになっていました。14年前の引越し時の手続きはほとんど紙ベースだったことを思うと隔世の感がしました。
玄関のドアも物理的な鍵ではなくオートロックになっていて、暗証番号を入れて開錠するしくみになっています。鍵を持ち歩かないのに慣れるのに少し時間がかかりました。
住み始めて数週間たちましたが、だいぶ慣れてきました。クルマさえあれば買い物にも食事にも困らないのはありがたいですね。千葉ニュータウン中央は便利だし、牧の原の住宅地は街並みが美しいし、5分もクルマを走らせればのどかな森や田園地帯があります。
ただ夜になると多くの店が閉まってしまい、街灯が少ないのでクルマを走らせるときには暗い夜道を走ることになります。しかも地元ドライバーが真後ろについて圧をかけてくるので夜の運転には要注意かもしれません。
印西牧の原周辺は実は1999年ごろ、東京から成田まで下道を使ってクルマで走る時に一度走ったことがあるんですが、そのときはあまりにも何もなく「地の果て感」がただよっていて、将来もこんなところには住みたくないな〜と思ったものでしたが、まさか30年後に実際に住むことになろうとは!
これから何年住むことになるかわかりませんが、せっかく住むので楽しく過ごしたいと思います。

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